研究課題/領域番号 |
18K09090
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
馬場 力哉 北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (40815742)
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研究分担者 |
岩崎 倫政 北海道大学, 医学研究院, 教授 (30322803)
小野寺 智洋 北海道大学, 大学病院, 講師 (70547174)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ヒト誘導多能性幹細胞 / 糖鎖解析 / ヒトiPS細胞 / GM3 / 細胞特異的糖鎖解析 / R-17F / 二次抗体 / Fucosyl GM1 / 糖鎖 / iPS細胞 / Glycoblotting法 / 人工多能性幹(iPS)細胞 / 間葉系幹(MS)細胞 / スフィンゴ糖脂質 / 分化マーカー / 軟骨再生医療 |
研究成果の概要 |
本研究では未分化iPS細胞表面が特異的糖鎖で被覆されていることに着目し、Aminolysis-SALSA法を応用することで、細胞特異的GSL糖鎖解析を用いた軟骨細胞中に混入する未分化iPS細胞の定量評価化法を確立した。 糖鎖解析による定量化法を用い、iPS細胞の特異的糖鎖を認識し細胞傷害性を有するR-17F抗体の至適使用条件を決定した。iPS細胞と軟骨細胞の共培養にR-17F、二次抗体を添加することで、iPS細胞を検出感度以下まで除去可能であることを明らかにし、さらに抗体処理した共培養細胞をSCID miceに移植し、teratomaが形成されないことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GSL糖鎖解析による定量化法は、フローサイトメトリー等で必要となる事前の蛍光標識等の前処置を必要とせず、また心筋細胞等の組織に対する細胞解離の前処理を必要としない。本定量化法はiPS由来生成物の品質管理に有用である可能性がある。 未分化iPS細胞の主要な除去方法の一つは、特異的な抗体を用いたcell sortingであるが、iPS由来最終生成物のviabilityを低下させる可能性がある。本研究では、R-17Fを添加するだけで未分化iPS細胞を除去することが可能であり、cell sortingによって起こりうるリスクを回避することができた。
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