研究課題
基盤研究(C)
Platelet Rich Plasma: PRPと凍結乾燥したfreeze-dried:fd PRPについて,長期保存後の薬理活性を評価した. PDGF,TGFβ1をELISA法により定量したがPRP作製直後と凍結乾燥約52週保存後もタンパク濃度が保たれていた.8週SDラットの脊椎固定術モデルを作成し材料を横突起間に移植した.Sham,自家骨単独,人工骨群,人工骨+fdPRP(作成後52週間保存したもの),人工骨+PRPで,術後8週で椎体を摘出し,HE染色で組織標本を評価した.凍結乾燥PRPでは組織学的にも自家骨群およびPRP群と有意差なく良好であった.
Platelet Rich Plasma: PRPと凍結乾燥したfreeze-dried:fd PRP(52週間保存後)の薬理活性はほぼ同程度だった。骨形成機能もBMPと同程度の効果があった。骨欠損のある患者で凍結乾燥したPRPが使用できれば臨床の現場で非常に有効である。今後は3-5年の長期保存の効果を明らかにするとともに、凍結乾燥PRPバンクの構築が実用化に向けて重要であると考える。
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