研究課題/領域番号 |
18K09095
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
片野 尚子 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 講師(キャリアアップ) (50376620)
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研究分担者 |
関矢 一郎 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 教授 (10345291)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 再生医療 / 体性幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 生体材料 / 変形性膝関節症 / 人工関節置換術 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、RGDペプチドを用いた非細胞足場素材と移植用細胞を組み合わせ、RGDペプチド三次元細胞構造体による新たな軟骨・半月板再生医療技術を開発することである。はじめにRGDペプチド三次元細胞構造体調製法の最適化を行い、RGDペプチドを用いた非細胞足場素材の使用がより大きな軟骨塊の形成に有用であることを明らかにした。その後、RGDペプチド3次元構造体の生体内評価を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により計画を変更し、研究の意義・目的を明確にするためNDBオープンデータの手術データを利用して関節ごとの年間人工関節置換術の実施件数をはじめて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RGDペプチドを用いた非細胞足場素材は滑膜MSCのin vitroでの軟骨形成を促進した。本素材を用いると、それを用いない対照培養に比べてより大きな軟骨ペレットが得られた。このin vitro研究で得られた知見は、今後のin vivo研究に寄与し、軟骨再生医療の発展に貢献しうる。一方、軟骨再生医療の対象人数を推定する資料は少ない。人工関節置換術件数は、これまでは主に医療機器の出荷件数で推定してきた。国民皆保険制度のもとで収集されるレセプトの全数調査に相当するNDBオープンデータの利活用により、人工関節置換術の実施件数および性別年齢別地域別の特徴を正確に示すことができるようになった。
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