研究課題/領域番号 |
18K09096
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
菊地 克史 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (00602062)
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研究分担者 |
佐藤 信吾 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (40462220)
麻生 義則 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, ジョイントリサーチ講座教授 (50345279)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肉腫 / PAI-1 / がん幹細胞 |
研究成果の概要 |
マウス肉腫モデルから摘出された肉腫サンプルを用いて、PAI-1の発現をqPCR法、免疫染色法を用いて解析したところ、肉腫におけるPAI-1の発現が確認された。ヒト肉腫細胞株、およびヒト間葉系幹細胞に対してPAI-1阻害剤を作用させ、増殖活性に対する影響を解析した。その結果、PAI-1阻害剤は肉腫細胞株において、用量依存的に細胞増殖に有意な影響を与えること、ヒト間葉系幹細胞ではその活性が認められないことが明らかとなった。現在RNA-seq解析により、肉腫細胞に対するPAI-1阻害剤の分子制御メカニズムを解析している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗がん剤が大半の骨軟部肉腫に作用し難いことは、肉腫治療における大きな課題である。また、高悪性肉腫の場合は、肉眼的には完全に肉腫を切除できた場合でも、しばしば再発や転移が問題となり、このような症例は抗がん剤治療のみではコントロールができず、予後不良となる。このため、抗がん剤に代わるもしくは抗がん剤と併用する新たな肉腫治療薬が希求されている。PAI-1阻害薬はがん幹細胞ニッチからの肉腫幹細胞の離脱を促進し、抗がん剤の感受性を増強させる画期的な新規肉腫治療薬となる可能性があり、化学療法と併用することで、再発および転移の抑制を十分期待できる。
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