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iPS細胞誘導未分化Schwann細胞による新規末梢神経再生医療に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K09101
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関岐阜大学

研究代表者

平川 明弘  岐阜大学, 医学部, 特任准教授 (50422720)

研究分担者 河村 真吾  岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (30456511)
秋山 治彦  岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60402830)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード未分化Schwann細胞 / 末梢神経再生 / PI3K/Aktシグナル / 末梢神経損傷 / 未分化Schwann 細胞 / Wntシグナル / iPS 細胞 / 再生医療
研究成果の概要

末梢神経(坐骨神経)損傷モデルマウスを用いて、KEGG pathway解析によりSchwann 細胞の脱分化過程においてPI3K/Aktシグナル、 Wnt/β-cateninシグナル活性が優位に低下すること、脱分化過程の超早期において転写因子Egr1, cFosが発現上昇することをリアルタイムPCR解析により明らかにした。
さらにSchwann 細胞特異的PI3K/Aktシグナル亢進マウスにおいて末梢神経損傷モデルマウスを作成。神経損傷時、PI3K/Aktシグナルはミエリン崩壊(脱髄化)を抑制する一方で未分化Schwann細胞自体の増殖は亢進させることを、免疫組織化学的手法を用いて明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究によって末梢神経再生にとって重要とされるSchwann細胞脱分化過程において、PI3K/Aktシグナルが脱分化(ミエリン崩壊・脱髄)を抑制する一方で、未分化Schwann細胞増殖を亢進させるという相反する作用を持つ可能性が示唆された。また未分化Schwann 細胞の形質維持に必須の候補遺伝子として転写因子Egr1, cFos が明らかとなった。これは脱分化シグナルに作用するシード化合物を同定することや、ダイレクトリプログラミング手技を用いて未分化 Schwann 細胞を誘導することによる新しい末梢神経再生医療を開発する際に重要な知見になると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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