研究課題/領域番号 |
18K09200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
伊藤 靖彦 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (90293430)
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研究分担者 |
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
岡田 淳志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70444966)
安藤 亮介 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30381867)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 尿路結石形成 / cyclophilin D / ミトコンドリア / cyclosporine A / 結石モデル動物 / Cyclophilin D / 尿路結石予防法 |
研究成果の概要 |
尿路結石形成の過程において腎尿細管細胞内のミトコンドリア傷害が重要な因子である。ミトコンドリア傷害はcyclophilin D (CypD)が活性化されることによって起こる。そこでCypDの活性化を抑制するcyclosporine A (CsA)をモデル動物に投与し尿路結石形成に関する評価を行った。 本研究では結石モデルラットを用いた。CsAを投与されることによりCypDの活性化が抑制され、その結果、細胞死と尿路結石形成が抑制されることが示された。本研究は実験動物におけるものであるが、実験結果からCypDの活性化を抑制する薬剤は将来的に人の尿路結石を予防できる可能性があることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の尿路結石研究では、遺伝子発現の解析や結石内蛋白の解析に注目され、尿路結石予防を目指し多くの研究がなされてきた。本研究では未だ達成できていない臨床応用される予防法や予防薬の開発を目的とした。尿路結石の形成初期における腎尿細管細胞でのミトコンドリア傷害、特にcyclophilin Dに着目した点が本研究の学術的独自性であり、MPT活性化の制御で尿路結石を予防方の開発を試みる点が他のグループにはないポイントである。本研究の成果は臨床応用可能なCypD活性化を抑制する結石予防薬の開発にも直結する。
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