研究課題/領域番号 |
18K09209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
橋本 剛 東京医科大学, 医学部, 講師 (10421033)
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研究分担者 |
大野 芳正 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (40266482)
下平 憲治 東京医科大学, 医学部, 助教 (90532226)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 去勢抵抗性前立腺癌 / ホルモン不応性前立腺癌 / 前立腺がん / 前立腺癌 / 増殖能 / 抗癌剤耐性 |
研究成果の概要 |
本研究では去勢抵抗性前立腺癌の化学療法耐性の機序を突き詰めることが第一の目的と考えている。その過程でFUSE binding protein(FBP)に着目した。これまでFBPを介しc-myc, TNF発現が上昇していることを突き止め、FBPをノックアウトすることでc-myc, TNFを介したシグナリングが低下することで細胞増殖能が抑制されるか確認できた。また、FBPをノックダウンした細胞株ではその増殖能が著しく低下していることが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前立腺癌は一般的に死に至ることが少ない癌であるが去勢抵抗性前立腺癌に進行した場合3年で半数が死亡するといわれている。したがって去勢抵抗性前立腺癌の進行を食い止めることが前立腺癌死を減らすためにはとても重要となる。本研究では去勢抵抗性前立腺癌に行われる化学療法への抵抗性のメカニズムを解明する過程で増殖に関与すると考えられる新たなタンパク質を同定した。そのたんぱく質に変異を起こすことで細胞の増殖が制御され治療的意義があることが確認された。今後同たんぱく質の詳細なメカニズムを解明し治療へと役立てたいと考えている。
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