研究課題/領域番号 |
18K09229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
中山 健太郎 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (70346401)
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研究分担者 |
京 哲 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (50272969)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 卵巣癌 / 発癌 / 低異型度 / 漿液性癌 / がん遺伝子 / 多段階発癌 / がん抑制遺伝子 / 細胞不死化 / 卵巣低異型度腫瘍 / 邦人 / 遺伝子変異 / KRAS / PIK3CA / 低異型度漿液性癌 / 発癌モデル / 癌遺伝子 |
研究成果の概要 |
卵巣漿液性嚢胞腺腫細胞から上皮成分だけを分離し、cyclinD1、CDK4、hTERTの遺伝子導入をレンチウイルスベクターにて行い不死化細胞HOVcyst1を樹立した。HOVcyst1への変異型PIK3CA、変異型KRASのそれぞれの単独導入ではヌードマウスで腫瘍形成は見られなかった。しかし、両者を導入したHOVcyst1は腫瘍形成がみられ、ヒト卵巣低位型度漿液性癌に非常に類似した組織学的所見を認めた。卵巣低異型度漿液性癌の発癌経路としてPIK3CA/AKT/mTORおよびKRAS/BRAF/ERK経路の双方の活性化が必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卵巣低異型度漿液性癌は卵巣漿液性嚢胞腺腫を発生起源とする仮説があるがその詳細は不明である。卵巣漿液性嚢胞腺腫の不死化細胞を樹立し、in vitro発癌モデルを構築し、卵巣低異型度漿液性癌の発癌分子機構を明らかにすることを目的とした。HOVcyst1(不死化卵巣漿液性嚢胞腺腫細胞)への変異型PIK3CAおよび変異型KRAS の遺伝子導入により卵巣低異型度漿液性癌のin vitro発癌モデル構築に成功した。卵巣低異型度漿液性癌の発癌経路としてPIK3CA/AKT/mTORおよびKRAS/BRAF/ERK経路の双方の活性化が必要であることが示唆された。
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