研究課題/領域番号 |
18K09230
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
田村 功 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (40610663)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 子宮内膜 / 脱落膜化 / epigenetics / C/EBPb / PGC-1a / PGC-1α / C/EBPβ / 子宮内膜間質細胞 / H3K27ac |
研究成果の概要 |
脱落膜化において、C/EBPbは、H3K27acをゲノムワイドに制御することで多くの脱落膜化関連遺伝子の発現調節を行っている。本研究ではその詳細な機序を解明することを目的とした。C/EBPbはepigenetic factorであるPGC-1aの発現を上昇させ、さらにPGC-1aやp300と複合体を形成することで、H3K27acを誘導しているという新たなメカニズムが明らかとなった。PGC-1aの子宮内膜における役割はこれまで不明だったが、エピゲノム変化を誘導することで脱落膜化に貢献しているという新たな役割を見出した。さらに、PGC1aは脱落膜化における免疫制御に関与している可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により子宮内膜間質細胞における遺伝子発現調節機構の一つが明らかとなった。脱落膜化は着床現象に必須の事象である。よって、本研究により脱落膜化の調節機構のひとつが明らかとなり、未だ詳細が不明であるヒト着床現象の解明につながると考えられる。このことは将来の不妊症治療にもつながるため、社会的意義がある研究である。
|