研究課題/領域番号 |
18K09254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
布施谷 千穂 信州大学, 医学部附属病院, 助教(診療) (50447736)
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研究分担者 |
井田 耕一 信州大学, 医学部附属病院, 助教(診療) (10773442)
宮本 強 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (70418721)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | PIM1 / RPP2R1A / PP2A / 子宮内膜癌 / 子宮内膜漿液性癌 / リン酸化脱リン酸化 / PPP2R1A / 漿液腺癌 / PIM1阻害剤 / 漿液性癌 / リン酸化 / 脱リン酸化 / 脱リン酸化酵素複合体 / 癌肉腫 |
研究成果の概要 |
PPP2R1Aを含むPP2A複合体と同様の標的因子をリン酸化して活性化し、PP2Aと拮抗的に作用するPIM1の発現について子宮内膜癌で検討すると、予後不良の漿液性癌(USC)で特に高発現し、PIM1高発現例の全生存期間が有意に短縮していた。In vitroではPIM1発現抑制(PIM1-siRNA)によりUSC細胞の生存率が低下し、遊走能や浸潤能も低下した。さらにPIM1 inhibitor (SGI-1776)添加により、USC細胞の増殖能、遊走能、浸潤能の抑制が観察された。またマウス皮下に移植したUSC細胞株ARK1の異種移植片腫瘍は、SGI-1776投与により有意に腫瘍増大が抑制された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果はPPP2R1Aを含むPP2A複合体、および、それと拮抗的に作用するPIM1が子宮内膜癌の予後不良組織型である漿液性癌(SC)の悪性度上昇や予後に関連することを示した最初の報告であり、SCに対する新規治療につながる可能性がある意義を持つ。
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