研究課題/領域番号 |
18K09280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
渡邉 誠二 弘前大学, 医学研究科, 講師 (10241449)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ヒト卵子老化 / 染色体異常 / 卵子老化 / 減数分裂 / 細胞周期 / ミトコンドリア / ヒト卵子 / 卵子成熟 / 卵子の老化 |
研究成果の概要 |
現在も治療法のない染色体異常に対する抑制法の確立を目指し、ヒト成熟遅延卵子を老化卵子モデルとして用いて微小管重合促進剤により高頻度の染色体早期分離を人為的に抑制する方法を発見した。この現象には微小管ネットワークの細密化に加え、細胞周期蛋白GADD45A 転写上昇によるG2/M チェックポイントの活性変化、転写後調節による染色体接着蛋白リン酸化オーロラキナーゼの高発現が介在していた。また,受精後の胚盤胞形成率上昇にアクチン高発現に伴う細胞質分裂の正常化や呼吸量上昇が関与する可能性がヒト卵子と老齢マウス卵子で認められ,微小管重合促進剤処理が高齢女性卵子の染色体異常をも抑制する可能性が大きい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性の社会進出に伴い出産年齢が高まることで、卵子の染色体異常増加により流産や染色体異常児の出産が増加するのはよく知られた事実です。近年、少子高齢化対策として不妊治療が保険適用となりましたが、女性の加齢に伴う卵子老化現象は現時点で解決方法が無く、不妊治療の効果が頭打ちとなっています。私たちは卵子老化現象を人為的に抑える方法の手がかりを見出したことから、このメカニズムの詳細を明らかにし、臨床応用することで不妊に悩む高齢女性に対する治療成績を向上できると予想しています。
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