研究課題/領域番号 |
18K09282
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
錦見 恭子 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (00536302)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 卵巣癌 / TERTプロモーター / TERT promoter / TERT / RAR/RXR |
研究成果の概要 |
卵巣癌細胞株に、RXR agonistであるベキサロテンを10μM,20μMの濃度で48時間添加したところ、細胞数は有意に減少し、hTERTのmRNAレベルがそれぞれ、37%, 6.4%有意に低下した。また、Luciferase assayでも、ベキサロテンの添加によって有意にpromoter活性の低下を認めた。培養上清中のLDH活性は、10μM以上の濃度で有意に増加することが明らかとなり、ベキサロテンが細胞死を誘導していることが明らかとなった。 ベキサロテン刺激4時間後より、パイロトーシスマーカーであるカスパーゼ4およびガスダーミンEが活性化を誘導することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卵巣明細胞癌は漿液性癌よりも抗がん薬の奏効率が低く、治療に難渋するため、既存薬よりも有効な薬の開発が望まれている。ベキサロテンによる卵巣癌の細胞死誘導はこれまでに報告がなく、卵巣癌に対する新規治療薬としての応用が期待される。
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