研究課題/領域番号 |
18K09304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
竹下 俊行 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (60188175)
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研究分担者 |
桑原 慶充 日本医科大学, 医学部, 准教授 (40373013)
根岸 靖幸 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50644580)
小野 修一 日本医科大学, 医学部, 講師 (80465301)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 中隔子宮 / 不育症 / 流産 / 樹状細胞 / ケモカイン / ケモカインレセプター / 子宮鏡下中隔切除術 / CD141+ 樹状細胞(DC) / RANTES / 着床不全 / 子宮形成術 / 樹状細胞遊走因子 / 子宮筋層 / NKT細胞 |
研究成果の概要 |
先天性子宮形態異常の一つである中隔子宮は流産や不育症との関連が指摘されているが、そのメカニズムは不明である。そこで本研究では、免疫学的解析手法を用いて中隔子宮と不育症、流産発症のメカニズム解明を試みた。子宮鏡下経頸管的中隔切除術により採取した子宮中隔部の組織を細断、これをフローサイトメトリーおよび免疫染色法を用いて免疫細胞群の解析を行った。その結果、子宮中隔部では正常子宮間質部に比べ、炎症性サイトカイン産生能を有するCD141+ 樹状細胞(DC)の割合が有意に低いことが明らかになった。中隔部ではケモカイン産生能が低く、CD141+ DCの集積不全が引き起こされる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中隔子宮は流産や不育症の原因になると言われているが、そのメカニズムは明らかになっていなかった。本研究では免疫学的なアプローチによりそのメカニズムの一端を解明することができた。 近年、適切な炎症は着床、妊娠初期に必要である事が報告されている。中隔子宮に対する手術療法の意義も明らかでなかったが、炎症性CD141+ DCsの欠如した中隔部を切除することは、本来起こるべき適切な炎症反応が起こらない部位を切除するという意味において、手術療法の妥当性を裏付けることになった。
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