研究課題/領域番号 |
18K09326
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
斉藤 敦志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (80573633)
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研究分担者 |
平野 滋 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10303827)
杉山 庸一郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50629566)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 声帯再生 / 再生医療 / 声帯瘢痕 / 間葉系幹細胞 / 線維芽細胞 / 分化誘導 / CTGF / 細胞治療 / 増殖因子治療 / 幹細胞 / 声帯溝症 / 脂肪由来間葉系幹細胞 |
研究成果の概要 |
脂肪由来間葉系細胞ASCからの声帯線維芽細胞への分化を目指し、ASCに各種増殖因子を投与することで分化誘導能を検討した。その結果、結合組織増殖因子CTGFを添加することにより声帯線維芽細胞への分化を誘導することができた。さらにこの誘導細胞を用いてラット声帯瘢痕の再生効果を動物実験で検証したところ、誘導細胞による再生効果は乏しいことがわかり、ASCをそのまま使用するほうが再生効果は高かった。Ex vivoにおける誘導細胞よりも、In situにおける分化誘導が重要なことが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
硬化した声帯の再生のための再生医療的アプローチについては世界中で研究中である。これまでASCやMSCを用いた再生医療の試みがなされ、動物実験では良好な結果が報告されたものの、臨床試験においてはいまだ十分な効果が得られておらず、ASCの声帯線維芽細胞への分化誘導が重要と考えられうる。本研究はこの視点からASCの分化誘導を試みた世界発の研究である。誘導細胞に効果が認められれば声帯再生医療の進歩に繋がると考えらる。
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