研究課題/領域番号 |
18K09353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
杉山 庸一郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50629566)
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研究分担者 |
梅崎 俊郎 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 教授 (80223600)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 嚥下 / 喉頭 / 電気生理 / 神経生理 / 干渉波電気刺激 / 嚥下セントラルパターンジェネレーター / 生理 |
研究成果の概要 |
嚥下惹起の障害は嚥下性肺炎の重要なリスクファクターとなる。従って嚥下惹起性を改善させる治療法開発は重要な課題である。本研究では咽頭・喉頭感覚刺激を頸部への干渉波電流あるいは経口薬剤投与により行った際の嚥下セントラルパターンジェネレーター(CPG)および嚥下運動出力への影響を検討した。頸部への干渉波電流刺激は咽頭・喉頭感覚刺激を介し、嚥下CPGのパターン生成ニューロン活動を賦活化することで嚥下惹起性が改善されうることが示唆された。また、経口薬剤注入による咽頭・喉頭感覚入力は嚥下CPG活動の変化をきたし、嚥下運動出力変調に寄与している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化社会に伴い、高齢者の嚥下障害を克服することは重要な課題になっている。特に咽頭喉頭感覚低下により嚥下惹起が障害されると食事中に食塊を誤嚥するだけでなく、睡眠中に唾液を誤嚥する可能性もあり、嚥下性肺炎の重要なリスクファクターとなる。頸部への干渉波電流刺激による咽頭・喉頭感覚刺激により食事中の誤嚥リスクが減少し、咽頭喉頭感覚低下を改善する薬剤投与による夜間の吸引肺炎を予防することが可能であれば、臨床的には意義が高い。本研究では干渉波電流刺激や化学刺激により嚥下セントラルパターンジェネレーターがどのように影響され、嚥下障害を改善しうるかの基礎的理論背景を検証したものである。
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