研究課題/領域番号 |
18K09360
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
大久保 公裕 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (10213654)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | スギ花粉症 / アレルゲン免疫療法 / バイオマーカー / 〇スギ花粉症 / 花粉症 / アジュバント / モデル動物 / アレルギー性鼻炎 / 免疫療法 |
研究成果の概要 |
アレルギー性鼻炎に対するアレルゲン免疫療法の特徴は薬物療法と異なり、治療を止めた後でも効果が持続する事にある。我々はこの後効果発現機序を特異的IgE、特異的IgG4抗体産生のバランスにより類推できることを見出した。スギ花粉症に対する舌下免疫療法でIgEが治療を終えるとプラセボと同等に低下収束するのに対し、IgG4は治療後もその増加、しかもスギ花粉飛散を受けてのIgG4産生亢進を継続させることを見出した。またこれは舌下免疫療法施行前の血清サイトカインの中でもIl-10 の高値であればあるほど、IgG4の高値が継続する傾向を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アレルゲン免疫療法の特徴である後効果に関しての基礎的な検討は少ない。我々はこの後効果発現機序を特異的IgE、特異的IgG4抗体産生のバランスにより類推できることを見出した。これによりアレルゲン免疫療法を実施する患者の抗原特異的IgE、IgG4産生の追跡により、その患者が治療を止めた後も、どの程度治療後効果が継続できるか類推可能となる。このことにより治療継続期間、後効果の継続程度で医療資源の減少を導き、医療費の削減できる可能性を示唆した。
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