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Otof遺伝子ノックアウトマウスを用いたANSDの治療モデル構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K09365
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

難波 一徳  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 共同研究員 (60425684)

研究分担者 藤岡 正人  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70398626)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードOtof / オーディトリーニューロパチー / ANSD / オトフェリン / らせん神経節 / BDNF / DPOAE / SGN / Otoferlin / 遺伝子 / ラセン神経節細胞 / 遺伝子改変マウス / OTOF / アポトーシス / ノックアウトマウス
研究成果の概要

Otof遺伝子が欠損したマウスは、外有毛細胞の機能は正常であるが、聴覚神経の活動が観られない感音性難聴であるオーディトリーニューロパチー (ANSD)の特徴を示す。本研究で見つかった1型神経細胞の著しい減少がANSDの重篤化に関係するという仮説に基づき、免疫組織染色を行ったところ、1型神経細胞減少は、BDNFの減少と細胞死が関与していることが解った。また、各週齢のホモ遺伝子型、野生型のDPOAEを測定し統計解析を行ったところ有意差は見られず、音響放射の機能に影響しないことが解った。 DPOAE、ABRのデータがSGN減少の免疫組織染色と合わさることで、ANSDの新規治療モデルに発展する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、初めて免疫組織解析および小動物用の耳音響放射測定により、ANSDの重篤化を示唆する分子機序の解明に踏み込んだ試みであり、学術的意義がある。また、マウスの発達段階での病気の進行パターンを視覚的なデータとして残したこと、またその実際のマウスを治療モデルとして使える有用なものにしたことに、学術的意義がある。
また、将来的にらせん神経節細胞の減少を抑えることができれば、人工内耳などのインプラント技術を用いた際の生体のメンテナンス機能を向上できる可能性があることから社会的意義があるといえる。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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