研究課題/領域番号 |
18K09406
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松下 賢治 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40437405)
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研究分担者 |
國吉 一樹 近畿大学, 医学部, 准教授 (30234470)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 緑内障 / シナプトジェネシス / OFF層 / 接着分子 / 二光子顕微鏡 / シナプス接着分 / アストロサイト / 高眼圧マウスモデル / ライブイメージング / 錐体OFF反応 / 紫外線および緑LED / 薬理学的解析 / リモデリング / ON/OFF |
研究成果の概要 |
本研究は網膜内リモデリングを利用した再生医療の実現と新たな創薬基盤を目指した。網膜内層には、OFF層とON層があるが、緑内障の初期にOFF層が障害を受けることが知られ、我々は緑内障モデルマウスにて網膜内層のシナプス形成(シナプトジェネシス)がOFF層で起こる可能性を見出した。そこで、OFF層を分離するマーカーを探索し、網膜内の細胞接着分子Necl-1が、OFF層の経路を分離することを見出した。次いで、Necl-1が網膜内発現と機能について解析した。シナプトジェネシスにおけるNecl-1の機能を解析するため、レポータマウスと多光子顕微鏡観察による網膜内リモデリング観察の基盤を完成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は、Necl-1レポータマウスの高眼圧モデル上で、二光子顕微鏡を用いて生体観察することで、網膜内層の新らたなシナプス形成(シナプトジェネシス)とそれを促進する分子機序を解明できる準備を完成した。これにより、神経再生回復観察システムにおけるシナプトジェネシス現象が観察でき、その現象を促進する有効な薬物の探索システムを確立でき、有効性評価も容易になる。このことにより、これまで不可能であった緑内障の再生医療の一端を拓くことができる。
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