研究課題/領域番号 |
18K09409
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
楠原 仙太郎 神戸大学, 医学研究科, 講師 (40437463)
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研究分担者 |
淺原 俊一郎 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (00570342)
橘 吉寿 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (50373197)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 糖尿病網膜症 / アストロサイト / neurovascular unit / in vivoイメージング / 糖尿病 / 網膜変性 / イメージング |
研究成果の概要 |
糖尿病(InsCreTg; Pdk1flox/flox)マウス網膜におけるneurovascular unit障害の評価とグリア細胞の2光子顕微鏡によるin vivoイメージングを行った。免疫染色では、糖尿病マウス網膜ではコントロールマウスに比べ、網膜神経節細胞軸索減少とラミニン菲薄化が先行するがその際にミクログリアが活性化されていることが明らかとなった。コンタクトレンズ等の光学系の改良により高解像度in vivo網膜イメージングが可能となった。この系を用いてミクログリアが突起を伸長させながら網膜血管とアストロサイトの周囲を遊走する様子および白血球がゆっくり血管腔内を移動する様子が観察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病網膜神経変性は検眼鏡的に明らかな糖尿病網膜症が出現する以前から網膜内層に生じている神経変性であり、細胞レベルではこの段階でneurovascular unitの障害が生じていると考えられている。本研究によって糖尿病早期における細胞レベルでの網膜機能評価を可能にするする技術が確立されれば、早期からのneurovascular unit障害の評価が可能となり、結果的に糖尿病網膜症による失明予防に大いに貢献できると考える。
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