研究課題/領域番号 |
18K09429
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
二木 杉子 大阪医科大学, 医学部, 助教 (00403014)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 基底膜 / 血管 / 網膜 / MMP / 血管新生 / 未熟児網膜症 |
研究成果の概要 |
ヒトやマウスの網膜では血管が中心部から放射状に広がっている。血管の壁をつくる内皮細胞は常に“基底膜”に接しており、基底膜は内皮細胞の足場としてなくてはならない役割を持っている。しかし血管基底膜がどのように作られるかは意外と知られていない。本研究ではマウスの網膜で血管が伸びるときの基底膜の変化について詳細に解析し、血管が成長するにしたがって基底膜の成分や周辺環境が変化することを明らかにした。また、蛍光蛋白質によって基底膜が光るマウスを用いて生きた状態で血管基底膜を観察することにも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管は成体組織を維持するためには不可欠であり、血管の働きを理解するためには内皮細胞の足場である基底膜の役割の解明も重要である。しかし基底膜の形成・維持・分解の仕組みはほとんど知られていない。本研究ではマウス眼球内の網膜の血管で基底膜の変化を明らかにした。今後、血管基底膜の変化とその仕組みをさらに解明していくことで、成体組織で血管が正しく作られて働くメカニズムを理解し、がんや組織再生の際に血管の形成を制御する技術にもつながることが期待される。
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