研究課題/領域番号 |
18K09436
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
横倉 俊二 東北大学, 大学病院, 講師 (30400378)
|
研究分担者 |
針谷 威寛 東北大学, 大学病院, 助教 (60569573)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 次世代シークエンサー / 細菌叢 / 自己免疫性眼疾患 / 緑内障 / ドライアイ |
研究成果の概要 |
視神経炎14例、ぶどう膜炎55例、緑内障80例、ドライアイ70例、健常者80例から、糞便・唾液・結膜嚢洗浄液を採取し、DNA抽出を行い、次世代シークエンスを実施した。その後OTU (Operational taxonomic unit)解析によるグループ化、更に類似度検索を行った。各疾患群と健常者群との間で細菌叢のUniFrac解析を行った。その結果視神経炎では腸内細菌3例、ぶどう膜炎では腸内細菌18例、口腔内細菌11例、結膜嚢細菌6例が、緑内障では腸内細菌12例、口腔内細菌11例、結膜嚢細菌6例が、 ドライアイでは腸内細菌12例、口腔内細菌10例、結膜嚢細菌13例がそれぞれ同定された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腸内・口腔内・結膜嚢細菌叢の変化が病態に関わっていると予想される眼疾患としては自己免疫性眼疾患(視神経炎、ぶどう膜炎)、緑内障、ドライアイが挙げられる。次世代シークエンサーを用いて腸内・口腔内・結膜嚢細菌叢の変化を同時に解析した結果、失明に直結する自己免疫性眼疾患、ならびに眼科のcommon diseaseであり、市場規模が極めて大きい緑内障やドライアイの発症・悪化にこれら細菌叢の変化が関与している可能性が見いだされた。
|