研究課題/領域番号 |
18K09438
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
石川 誠 秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (10212854)
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研究分担者 |
吉冨 健志 福岡国際医療福祉大学, 医療学部, 教授 (60191623)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 緑内障 / 眼圧上昇 / 神経ステロイド / アロプログネノロン / GABA受容体 / オートファジー / 神経保護 / 神経節細胞 / 緑内障動物実験モデル |
研究成果の概要 |
緑内障は本邦の主要な失明原因だが,その発症メカニズムについては未だ不明な点が多い。我々は,「オートファジーを賦活化する神経ステロイドとその誘導体を投与すると,緑内障性視神経傷害を抑制することができる」との仮説を立て,ラット緑内障モデルを用いて検証した。緑内障モデルでは、オートファジーが停滞して網膜神経節細胞が障害された。GABA-A受容体作動型神経ステロイドであるアロプレグナノロン(AlloP)は、GABA-A受容体とオートファジーを活性化して神経保護効果を発揮した。ent-AlloPはGABA-A受容体を介さず、専らオートファジー誘導によって神経保護効果を発揮することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
緑内障は本邦の主要な失明原因だが,その発症メカニズムについては未だ不明な点が多い。我々は,「オートファジーを賦活化する神経ステロイドとその誘導体を投与すると,緑内障性視神経傷害を抑制することができる」との仮説を立て,ラット緑内障モデルを用いて検証した。その結果、GABA受容体作動型神経ステロイドであるアロプレグナノロン(AlloP)の誘導体であるent-AlloPは、GABA-A受容体を介さず、専らオートファジー誘導によって神経保護効果を発揮することが明らかになった。この結果から、ent-AlloPはGABA受容体による副作用がなく、緑内障の神経保護治療薬として期待される。
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