研究課題/領域番号 |
18K09467
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 九州大学 (2019-2020) 福岡歯科大学 (2018) |
研究代表者 |
八幡 信代 九州大学, 医学研究院, 准教授 (90315812)
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研究分担者 |
園田 康平 九州大学, 医学研究院, 教授 (10294943)
川野 庸一 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (90211185)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | サイトメガロウイルス / NK細胞 / KIR / ぶどう膜炎 / HLA / サイトメガロウイルス前部ぶどう膜炎 / HLA class I / NKG2C / KLRG1 / CD57 / HLA ligand / NK細胞サブセット / 分化マーカー |
研究成果の概要 |
CMV前部ぶどう膜炎(CMV-AU)は免疫正常者にみられる新しいカテゴリーの疾患である。CMVに対する免疫応答に重要であるナチュラルキラー(NK)細胞をコントロールするHLA クラスIと、その受容体(KIR)の遺伝子多型を調べた。CMV-AU患者では強い結合をもつKIR3DL1とHLA-B のアレルグループの頻度が高く、これらのCMV-AU患者ではNKG2C+CD57+KLRG1+ NK細胞の増多がみられた。強く結合するKIR3DL1とHLA-B の遺伝的背景とCMVを直接認識する特異的NK細胞サブセットの増多が疾患の病態と関連することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サイトメガロウイルスは世界人口の50-90%に潜伏感染し、これまでエイズ患者や臓器移植後などの高度の免疫低下状態でのみサイトメガロウイルス網膜炎などの感染症が起こると考えられていた。近年明らかになったサイトメガロウイルス前部ぶどう膜炎は明らかな免疫低下のない患者にみられる新たな疾患で、アジア人に多く発症しているがその発症メカニズムは明らかでない。本研究ではホストの免疫遺伝学的背景とサイトメガロウイルスのコントロールに重要なナチュラルキラー細胞の疾患特徴的なプロファイルを明らかにした。
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