• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

軟骨細胞分化、組織形成に関わる新規プロテインキナーゼの探索とシグナル機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K09518
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

高畑 佳史  大阪大学, 歯学研究科, 助教 (60635845)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード軟骨細胞 / シグナル伝達 / 骨形成 / リン酸化 / ゲノム編集 / RNA seq / 軟骨分化 / リン酸化シグナル / CRISPR/Cas9 / 発生 / プロテインキナーゼ / 軟骨形成 / 転写因子
研究成果の概要

内軟骨骨形成は未分化間葉系細胞から軟骨細胞への分化が正常に進行することで形成される。生理活性物質である骨形成因子BMPは強く骨や軟骨形成促進作用があるが、BMPで誘導される下流のシグナル分子やその伝達機構の詳細は分かっていない。本研究ではBMPで誘導されるキナーゼ関連分子を網羅的に探索し、軟骨細胞分化に重要な遺伝子としてセリンスレオニンプロテインキナーゼ32a(Stk32a)を新たに同定した。さらにStk32aの軟骨形成に対する影響を明らかにするために、培養軟骨細胞や遺伝子ノックアウトマウスを用いた解析によってStk32aが軟骨細胞分化の制御に関与する可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨・軟骨分化に関わるシグナル分子であるBmpやTGF-bは共通の受容体を介し上流のシグナルを共有するにも拘らず、骨・軟骨分化能に対する役割は異なっている。その違いを生み出しているのは下流に存在するシグナル分子が異なることが予想されるが、骨・軟骨誘導作用を特異的に決定づけるシグナル伝達機構の解明は進展していない。創薬的観点から既存の受容体をターゲットとした薬剤の探索は新規性の限界に達しており、今後は特定の分子標的薬と特定の疾患への有効性が注目を浴びている。本研究で明らかとなったシグナル分子の詳細により骨・軟骨再生や臨床的に重要な多くの骨疾患の治療に有用な知見を与える可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Role of Signal Transduction Pathways and Transcription Factors in Cartilage and Joint Diseases2020

    • 著者名/発表者名
      Nishimura Riko、Hata Kenji、Takahata Yoshifumi、Murakami Tomohiko、Nakamura Eriko、Ohkawa Maki、Ruengsinpinya Lerdluck
    • 雑誌名

      International Journal of Molecular Sciences

      巻: 21 号: 4 ページ: 1340-1340

    • DOI

      10.3390/ijms21041340

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi