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ヒトγδ T細胞による口腔癌抑制作用をニュートリゲノミクスにより制御する

研究課題

研究課題/領域番号 18K09563
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

堂前 英資  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (50454559)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードヒトVγ9Vδ2 T細胞 / Vγ9Vδ2T細胞 / γδT細胞 / ニュートリゲノミクス / SREBP-2 / ビスホスホネート
研究成果の概要

口腔癌に対する養子免疫療法の開発を目的に、ヒトVγ9Vδ2T細胞に着目してその可能性を検討した。8種類のヒト口腔癌細胞を用いて細胞障害アッセイを行ったところ、Vγ9Vδ2T細胞によって殺傷されることを確認した。
次に細胞傷害活性に栄養条件の及ぼす影響を検討した。培地から脂質を除去した場合、また細胞膜からコレステロールをシクロクロスで取り除くことによって、この細胞傷害活性が上昇することを確認した。これらの条件では、口腔癌細胞のメバロン酸経路の活性化の上昇が確認できた。以上の結果から、Vγ9Vδ2T細胞による口腔癌抑制において脂質を中心とした栄養状態が大きな影響を及ぼす事が明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌治療において中心的役割を果たす手術療法や放射線療法は、口腔癌治療においては顔貌や口腔機能に障害を伴うことが多いため、口腔癌の免疫療法の潜在的意義は大きい。本研究ではVγ9Vδ2T細胞による口腔癌抑制作用を評価し、癌細胞の栄養状態を制御することによる癌免疫を増強させる可能性を探索した。その結果、口腔癌細胞の微小環境から脂質を欠乏させることにより、メバロン酸経路の活性化を介して、Vγ9Vδ2T細胞を効率的に活性化し、癌細胞を効率的に殺傷することを見出した。Vγ9Vδ2T細胞による口腔癌免疫療法開発において、癌細胞の栄養状態の制御が、癌抑制を効果的にする一因であることが明らかとなった。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Human Vγ9Vδ2 T cells show potent antitumor activity against zoledronate-sensitized OSCC cell lines.2018

    • 著者名/発表者名
      Domae E, Hirai Y, Ikeo T, Goda S, Tsuji K.
    • 雑誌名

      J BUON

      巻: 23 ページ: 132-138

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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