研究課題/領域番号 |
18K09580
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
中島 啓介 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80227785)
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研究分担者 |
臼井 通彦 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (10453630)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 硫化水素 / 唾液 / 口臭 / 歯周炎 / 呼気 / 歯周病 / 揮発性硫黄化合物 |
研究成果の概要 |
歯周治療前後で硫化水素(呼気および唾液)および唾液中の生物学的マーカーを測定し歯周組織検査との関連を調べ,歯周炎の病態形成に与える硫化水素の影響を検討した。患者サンプルについて簡易ガスクロマトグラフィーと蛍光プローブを利用して硫化水素を測定する予定であったが,2020年当初に発生したCOVID-19感染症の影響により患者からのサンプル採取を断念した。1時間毎に申請者自身からサンプル採取し測定した結果,呼気中の硫化水素のピークは50-150 ppbと変動しメチルメルカプタンとジメチルサルファイドはいずれも20-30 ppbであった。残念ながら,唾液中の硫化水素は低濃度のため測定できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は,歯周基本治療前後で呼気中のVSCおよび唾液中の生物学的マーカーを測定し歯周組織検査値との関連を明らかにすることで,歯周炎の病態形成に与える硫化水素の影響を解明することであった。歯周基本治療前後で硫化水素(呼気および唾液)および唾液中の生物学的マーカー(炎症,酸化ストレス,細胞傷害)を測定し歯周組織検査値との関連を調べることで,将来,歯周治療における治療方針決定のための指針を作成できる可能性を想定していた。しかし,COVID-19感染症の影響により外来患者からのサンプル採取を断念せざるを得なかったので,本来得られる有益な情報は得られなかった。
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