研究課題/領域番号 |
18K09590
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
|
研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
辻 則正 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (30454565)
|
研究分担者 |
前田 博史 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (00274001)
富永 和也 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (80278572)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 新規合成ペプチド / 直接覆髄 / 硬組織誘導性新規合成ペプチド |
研究成果の概要 |
エナメルマトリックスデリバティブの研究をもとに作成した硬組織誘導性新規合成ペプチドでラット直接覆髄をおこない直接覆髄材として歯内治療への応用の可能性を探った。 直接覆髄二週後、ラット上顎骨を摘出し、マイクロCT撮影した。その後脱灰し病理組織標本を作製し比較検討した。CT像では、ペプチド処置群は非処置群と比べて歯冠部歯髄腔の体積に占める不透過像の割合が有意に高かった。また、病理組織像でもペプチド処置群に大量の硬組織形成が確認された。 新規合成ぺプチドの直接覆髄材の可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エナメルマットリックスデリバティブは歯周治療で硬組織再生に用いられ、良好な臨床成績を残している。しかし、ブタの歯胚由来の材料であるため、未知の病原への可能性が払拭できず患者の拒否感が強いのも事実である。 エナメルマトリックスデリバティブを基に作成した新規合成ペプチドは硬組織誘導性を残しながら未知の病原への可能性を払拭した材料である。 今回、in vivoで、硬組織形成を確認し、歯内治療応用への可能性を明らかとした本研究の意義は極めて大きい。
|