研究課題/領域番号 |
18K09606
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
中川 種昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00227745)
|
研究分担者 |
森川 暁 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00424169)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 間葉系幹細胞 / 歯髄幹細胞 / 歯周病モデル / 口腔組織再生 / 新規歯周組織再生療法 / 歯周組織再生 |
研究成果の概要 |
ヒト歯髄組織由来LNGFRLow+THY-1High+ hDPSCs(human Dental Pulp Stem Cells; hDPSCs)、に集中した研究を行った。ゼノフリー間葉系幹細胞培地で培養した結果、hDPSCsにおいても、従来型培地と同様の細胞増殖能を確認できた。この実験結果によって①従来型の細胞の不均一性という問題を、特異的細胞表面マーカーによる均一な幹細胞分離を行うことで克服でき、また②「異種動物由来の血清成分」を使用しない「ゼノフリー培養」が可能であることも示唆された。 本研究課題によってhDPSCsの臨床応用の可能性が拡がったと考えている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゼノフリー間葉系幹細胞培地で培養した結果、LNGFRLow+THY-1High+ hDPSCsにおいても、従来型培地と同様の細胞増殖能を確認できた。これによって将来的には動物由来の血清を含まない培養液を用いる可能性が示唆された。この実験結果によって①従来型の付着培養分離型、あるいは浮遊培養分離型間葉系幹細胞のように「培養操作による細胞の不均一性」という問題を「特異的細胞表面マーカーによる均一な幹細胞分離」で克服でき、また②「異種動物由来の血清成分」を使用しない「ゼノフリー培養」が可能であることも示唆されたことから、本研究課題によって、hDPSCsの臨床応用の可能性が拡がったと考えている。
|