研究課題/領域番号 |
18K09608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
菊池 有一郎 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (30410418)
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研究分担者 |
石原 和幸 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (00212910)
柴山 和子 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (60408317)
国分 栄仁 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (70453785)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歯周病原細菌 / Capnocytophaga ochracea / 転写因子 / OxyR / 酸化ストレス / Streptococcus gordonii / Sod / AhpC / シグマ因子 / ECFシグマ因子 / 歯周病 / 歯周病原性細菌 / カプノサイトファガ属 / トリガー細菌 |
研究成果の概要 |
歯周病原細菌Capnocytophaga ochraceaの転写因子OxyRの機能解析を目的とし、遺伝子挿入変異株を作製した。歯面の初期定着群に属する口腔レンサ球菌Streptococcus gordoniiとC. ochracea野生株とOxyR遺伝子挿入変異株を用い共存培養におけるバイオフィルム形成量を測定した。その結果から、S. gordoniiが産生する過酸化水素の影響を回避するうえで、C. ochraceaのOxyRタンパク質が重要な役割を果たすことが判明した。また、その際にOxyRが、支配下にあるSod, AhpCタンパク質の転写を調節し酸化ストレスを消去していることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
C. ochracea は教科書においては歯周病原細菌とされている。しかし、その根拠は現状にて乏しいのが現実である。よって本研究は、C. ochracea は歯周病を誘発するトリガー細菌であるか否かについて、歯周病原細菌の生存に有利な環境構築解明という目的にて細菌学的アプローチを試みた。その結果から、C. ochracea が保有する「転写因子OxyR」がC. ochraceaが口腔内での歯面に形成するバイオフィルム形成の初期にて、重要な役割を果たすことを証明したので、学術的および社会的意義が深いと考える。
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