研究課題/領域番号 |
18K09617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
山内 健介 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (10364150)
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研究分担者 |
鵜沼 英郎 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (30273303)
清水 良央 東北大学, 歯学研究科, 助教 (30302152)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 骨移植 / 骨再生 / 骨延長 / 形状記憶材料 / 骨増生 / 再生誘導療法 / 再生医療 / 骨延長法 / ポリエチレンテレフタレート / 骨造成 / 骨膜延長 / 形状記憶メンブレン / Dynamic GBR / インプラント |
研究成果の概要 |
本研究は形状記憶樹脂メンブレンが有する形態回復力を応用して、骨ー骨膜間にメンブレンを挿入・設置し、一定の待機期間後に、骨から緩徐な力で骨膜を外方へ伸展し、新たな空隙を形成・骨再生を図る手法である。動物実験により、骨側からの新生骨を確認することができたことから、生体自らが有する生体治癒能力を応用することで、新生骨を誘導することができた。安定した骨再生を目指す上で、形状記憶樹脂メンブレンの材料特性をさらに検証し、臨床応用に向けて更なる研究を進める必要があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Dynamic GBR法の研究により、骨移植法ではない、生体自らが有する再生治癒能力を応用した骨再生を確認することができた。従来の自家骨移植法による採骨に関連するドナーサイト侵襲の回避を図ることができるとともに、各種人工骨の使用を回避することにも繋がる新たな骨造成法を実証する結果となった。本法は細胞培養を中心とする再生医療とは異なる手法であるものの、異種反応や免疫拒絶反応を誘発しない手法であることから臨床応用までの行程が短く、より実現可能が再生誘導療法であると考えられる。
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