研究課題/領域番号 |
18K09631
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 鶴岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
小寺 喬之 鶴岡工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (80456433)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 歯冠 / フィラー / レジン歯 / ナノ構造 / 歯科材料 / 微粒子 / 曲げ強度 / 微構造 / 酸化物フィラー / ハイブリッドレジン / コンポジットレジン / コンポジット / 複合材料 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、複合酸化物フィラー内における酸化物の分散状態に着目し、分散状態が複合材料の曲げ強度に及ぼす影響を明らかにすることで、最も曲げ強度が高くなるフィラー微構造を提唱し、小臼歯に必要な300 MPaの曲げ強度を実現することである。本研究では、一般的なシリカとジルコニアによる複合酸化物フィラーをモデルとして、曲げ強度を300 MPa以上に向上するには、フィラー表面構造が凹凸構造であること、およびフィラー表面にシリカを分布させることの2点が重要であることがみいだされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯冠を代表とする酸化物フィラー/レジンの複合材料では、複合材料の機械的強度を向上させるにあたってフィラーの粒子径、粒径分布、形状、化学組成の観点からアプローチするのが一般的である。そのような中、本研究では、フィラー内の酸化物分散状態が複合材料の機械的強度に大きく影響することを明らかにしたことに学術的意義がある。また、本研究の成果は、歯冠の曲げ強度についての理解を大幅に進めるものであり、これまで不可能であったレジン系歯冠の大臼歯への適用を実現するための開発指針基盤となりうることに社会的意義がある。
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