研究課題/領域番号 |
18K09633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高橋 正敏 東北大学, 歯学研究科, 助教 (50400255)
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研究分担者 |
高田 雄京 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (10206766)
天雲 太一 東北大学, 大学病院, 講師 (80451425)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | Ti-Ag合金 / 制菌性 / 組織制御 / 機械的性質 / 生体適合性 / 傾斜機能 / チタン / 金属組織 / 歯科インプラント |
研究成果の概要 |
本課題の目的はTi-Ag合金の制菌のメカニズムを解明することである。先ず、様々なチタン合金を開発し、状態図と金属組織の関係を調べた。その成果により、Ti-Ag合金の金属組織を熱処理で制御することが可能になった。そして、組織制御したTi-Ag合金と制菌性の関係を調べた結果、Ti2Agよりマッシブαの方が制菌性に優れており、制菌はAgイオンの抗菌とは別の作用であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔疾患の多くはバイオフィルム感染症なので、全ての補綴装置にとって制菌性は有益である。申請者の開発した歯科用Ti-Ag合金は、材料表面へのバイオフィルム形成を抑制する制菌性を有するが、そのメカニズムは不明である。本研究成果により、Ti-Ag合金の制菌性とAgイオンによる抗菌性は異なることが明らかになった。この作用を他の合金に応用できれば補綴装置の寿命の延長につながる。
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