研究課題/領域番号 |
18K09636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
十河 基文 大阪大学, 大学院歯学研究科, 招聘教授 (70314391)
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研究分担者 |
和田 誠大 大阪大学, 大学院歯学研究科, 准教授 (20452451)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | CT値 / MDCT / CBCT / FOV / はみ出し / 臨床的骨質 / CT / ハンスフィールド値 / 骨質診断 / 撮影視野 / 再構成 |
研究成果の概要 |
医科用CT(MDCT)の画像濃度値(CT値)は,歯科インプラントでは臨床的骨質診断の指標となるが,歯科用CT(CBCT)では「CT値を出力できない」とされてきた.しかし「適正なCT再構成であればCBCTでもCT値は出せる」という仮説の基,対偶証明法を用いて「MDCTでもある条件下ではCT値が出ない」の検証を行った.CT値に著しく影響する条件を「撮影視野(FOV)からの被写体の“はみ出し“」と考え様々な「はみ出し環境」で検証した.しかし,水≠0のCT値やCBCT特有のグラフを示さず,仮説が間違っているか,もしくは実験系が実際を模倣しきれていないかもしれず,明確な検証結果は得られなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科用CT(CBCT)であっても医科用CT(MDCT)と同様にCT値が出力できることが証明されれば,歯科インプラント治療における臨床的骨質診断がCBCTでも可能となる.2009年頃調査した7機種のCBCTでは,1装置(アメリカ製)のみがMDCTと類似したCT値を示した.これを契機に,独自の再構成技術の研究を進めるが,CT値が出ない原因を簡単に証明するため本検証を発想した.各企業の努力は必要ではあるが,もし証明出来ればCBCTの機種に関わらず臨床的骨質診断ができるようになり,ひいては骨粗しょう症のスクリーニング検査にも応用できるようになると考えた.
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