研究課題/領域番号 |
18K09644
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
松野 智宣 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (80199827)
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研究分担者 |
橋本 典也 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20228430)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 骨再生の促進 / 医療用輸液 / 低結晶ハイドロキシアパタイト / 新生骨形成 / 二相性骨補填材 / 骨造成 / 骨誘導能 / ハイブリッド骨補填材 / 低結晶ナノハイドロキシアパタイト / 骨再生 / 骨誘導 / 骨補填材 / 生体活性 |
研究成果の概要 |
本研究は骨再生を促進させる骨補填材料を開発することを目的に、5種の医療用輸液を混合して合成骨補填材顆粒の表面に低結晶ハイドロキシアパタイト(HA)析出させた二相性骨補填材を開発し、細胞実験と動物実験で評価した。 医療用輸液混合による析出物は低結晶HAで、細胞増殖と骨分化を促進した。また、HA顆粒に低結晶HAを析出させた二相性HA骨補填材は骨密度、新生骨体積率、新生骨面積率が有意に高値を示したことから骨再生を促進させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者のインプラント治療には骨造成の必要性が高い。しかし、高齢者の多くは骨代謝能が低下しているため、従来の骨補填材のみでは十分な骨造成を得ることが困難であった。そこで、新生骨形成を促進させる骨補填材顆粒の開発を目的に、5種類の医療用輸液を混合して析出する低結晶ハイドロキシアパタイト(HA)を骨補填材顆粒と複合化させた二相性骨補填材を開発し、評価した。その結果、HA顆粒に比べて二相性HA顆粒は骨密度、新生骨体積率、新生骨面積率が有意に高値を示した。 以上より、二相性HA顆粒は効率よく骨再生を促進し、高齢者や高度に委縮した歯槽骨の骨造成に有用であることが示唆された。
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