研究課題/領域番号 |
18K09651
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
依田 信裕 東北大学, 大学病院, 講師 (20451601)
|
研究分担者 |
伊藤 浩之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (40451992)
末永 華子 東北大学, 歯学研究科, 助教 (00508939)
川田 哲男 東北大学, 歯学研究科, 大学院非常勤講師 (80292225)
佐々木 啓一 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30178644)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 歯列上咬合力 / 電子通信工学 / 有床義歯 / 咬合力 / 静電誘導型発電シート / 部分床義歯 / オクルーザルスプリント / 荷重センサ / 骨代謝 / ウェアラブル装置 |
研究成果の概要 |
生体内で骨組織は,力的なストレスに応じた代謝を示し,その結果,吸収や添加あるいは骨梁構造の改変が生じるとされている.すなわち口腔組織への不適切な力的ストレスはインプラント周囲や義歯床下顎骨吸収の要因になり得ると考えられる.したがって,顎骨を長期に渡り健全に保全するためには,顎骨への荷重の適切配分が重要であり,日常生活における歯列上に加わる咬合力や義歯床下粘膜に加わる力を把握することが必要不可欠である. 本研究では日常的な力を測定するための装置開発に必要な,センサの固定方法や出力解析,ならびにウェアラブル化するための基盤技術の開発を試みた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発する技術を用いたデバイスにより,これまで不明であった日常的な機能時に発揮される歯列上咬合力等が初めて明らかになる可能性がある.歯科臨床においては,この力の詳細が不明であるが故に,補綴修復材料や補綴設計等においては,臨床・研究ともに仮想咬合力をベースに考えざるを得なかった.すなわち,本研究成果は,パラファンクションの制御や合併症予防,顎関節症治療等の歯科医療への多大な貢献のみならず,歯科補綴材料開発や補綴治療設計,あるいは力と骨反応に関するメカノバイオロジー研究に対してきわめて有用なデータを提供でき,これら関連研究を加速する波及効果も期待できる.
|