研究課題/領域番号 |
18K09659
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
萱島 浩輝 大阪大学, 歯学研究科, 招へい教員 (50632121)
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研究分担者 |
江草 宏 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30379078)
矢谷 博文 大阪大学, 歯学研究科, 招へい教員 (80174530)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 骨代謝 / 再生医療 |
研究成果の概要 |
CAD /CAMにて作られたチタンドームとβ-TCP,BBM,炭酸アパタイト(CO3Ap)を用いることで, 外側性に垂直的骨造成が可能であることが明らかとなった.複屈折顕微鏡観察の結果,BBM群およびCO3Ap群では造成骨に規則的なコラーゲン配向を認めなかった.同様に,β-TCP群の造成骨内部及び造成骨頂点は規則的なコラーゲン配向を認めなかったが,それ以外の造成骨表層はドーム接線に近似した角度で,かつ母床骨と連続したコラーゲン配向を持つことが明らかとなった.SEM画像観察の結果,BBM群およびCO3Ap群は水平断においても顆粒が多く残存していたが,β-TCP群は顆粒がほとんど認められなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年のデジタルデンティストリーの進展により,造成体積を正確に規定したCAD/CAMチタンモールドを使用することで,経時的な造成骨の評価を行うことが可能となり,外側性の造成骨における体積維持に関するこれまでにない新たな知見が得られたと考えられる。さらに,骨質評価法を確立することは,将来の再生歯科に求められる新たな骨補填材の開発へ向けた応用が期待できるだけでなく,骨組織の再生過程,機能の回復過程,骨疾患の形成過程や疾患程度の判定,創薬支援から材料設計に至るまでの幅広い領域にわたって発展する創造性を秘めている。
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