研究課題/領域番号 |
18K09665
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
村上 格 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (80264448)
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研究分担者 |
西村 正宏 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (00294570)
西 恭宏 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 准教授 (10189251)
藤島 慶 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (50553153)
原田 佳枝 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (60432663)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 口腔乾燥症 / 口腔保湿剤 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,これまで申請者らが行った口腔乾燥ならびに保湿剤に関する一連の研究成果をもとに,保湿剤を加温や冷却して食味嗜好に対応する温度調節型保湿法を開発し,その有効性について評価するものである. 保湿剤の味,舌触り,潤い感,塗りやすさ,総合点に対する官能試験の結果,開封直後と比較して,保湿剤の37℃の加温でVAS評価における男女間の有意差は大きく減少した.保湿剤の加温・冷却条件の検討の結果,保湿剤の抗真菌性は,保湿剤のタイプと保管温度に関係し,37℃で保管した場合の抗真菌性が最も高いことが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔乾燥症患者は,推定3000万人以上とも言われており,対症療法として保湿剤が用いられているが,その適用基準は十分には確立されていない. 口腔乾燥症患者は女性が多く,また,口腔カンジダ症を併発することが多いが,保湿剤の加温により嗜好性に関する性差が減少した結果や抗真菌性が増加した結果は,既存の保湿剤を利用した新規保湿法としての有効性を示し,口腔乾燥症に対する治療効果の向上や超高齢社会において今後ますます増加すると考えられる口腔乾燥症患者のQOL向上に寄与できると考えられる.
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