研究課題/領域番号 |
18K09677
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
高橋 英和 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (90175430)
|
研究分担者 |
西川 出 大阪工業大学, 工学部, 教授 (90189267)
岩崎 直彦 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (20242216)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | 液槽光重合法 / 鋳造用原型 / 造形方向 / 適合性 / 液槽光造形 / 付加製造 / 液槽光造形装置 / 辺縁再現性 / 光造形法 / 適合精度 / DLP / 光造形 / 歯科精密鋳造 |
研究成果の概要 |
液槽光重合法を用いて適合性の優れた鋳造用原型を作製するために、原型材料の創製と造形方法について検討した。当初予定していた材料では十分な成果が得られなかったが、市販製品でも重合条件を選べば臨床的に許容可能な精度が得れることが分かった、そこで、楔状の単純形態の先端部の再現性、2本支台の3ユニットブリッジの支台歯との適合性を検討した。その結果、鋭い先端の再現は難しいこと、重合した部分を通過した光により意図しない部位が重合することが明らかとなった。以上より、液槽光重合法で適合性の優れた鋳造用原型を得るためには原型用材料だけでなく、造形方法も重要であることが示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
液槽光重合法での鋳造用原型の精度及ぼす、形状や造形方法に影響は十分に明らかではなかった。本研究成果により、原型の辺縁部にはある程度の厚さが必要であること、造形方向によっては意図しないふくらみが生じることが明らかとなった。したがって鋳造用原型の設計に際し。辺縁部に十分は厚さを付与し、造形方法にも十分な配慮が必要である。このことは歯科補綴装置の原型製作時の注意として重要であり、社会的意義は大きい。
|