研究課題/領域番号 |
18K09687
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
石井 正和 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (00456683)
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研究分担者 |
西村 正宏 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (00294570)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 間葉系幹細胞 / 骨再生 / エクソソーム / miRNA / 分化 / 分子マーカー |
研究成果の概要 |
顎骨骨髄中に存在するMBMSCは顎骨増生のための有望なセルソースである。本研究により、MBMSCは他の組織由来MSCと脂肪分化能やmiRNA発現パターンが異なり、特徴的な性質を持つことが判明した。本研究で、MBMSC由来エクソソームの単離に成功したが、収量が非常に少なく、今後、単離方法の改善が必要である。また、本研究では、抗菌性ペプチドおよび植物由来活性物質による新規生物活性(リンパ管新生、骨分化促進)を見出した。これらの研究成果をMBMSCによる骨増生療法に応用することにより、MBMSC移植による骨増生効果を向上させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでMBMSC移植による骨増生効果はバラツキが大きく、治療効果を一定にコントロールすることができなかった。本研究成果によってMBMSCの特性や機能分子の一部が明らかとなった。さらに、リンパ管新生や骨分化促進といった組織再生を促進する新規物質を見出すことにも成功した。これらの研究成果を活用することにより、より効果的な骨増生治療を実施できる可能性が見出された。また、本研究成果は歯科領域のみならず、幅広い領域の骨再生治療にも応用可能であると考えられ、社会的意義の高い研究成果であると思われる。
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