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歯冠補綴装置の脱落を生じにくい支台築造用コンポジットレジンの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K09704
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

南 弘之  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (50244257)

研究分担者 村原 貞昭  鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (80404490)
梶原 雄太郎  鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (50773024)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード支台築造 / コンポジットレジン / マトリックスレジン / 接着性レジンセメント / 多官能性モノマー / 歯冠補綴装置 / 脱落
研究成果の概要

UDMA、TEGDMA、UDMA:TEGDMA=7:3および5:5の被着体を製作した。#2000の研磨紙で仕上げた被着面に3種類の接着性レジンセメント(Super-Bond C&B:SB、Panavia V5:PV、G-Cem One EM:GC)を接着し、熱サイクル(5-55℃、10,000回)後に剪断試験に供した。SBはUDMAに6MPa、他の試料には11~12MPaの接着強さを示し、被着体で凝集破壊した。PVはすべての試験片が熱サイクル中に界面剥離した。GCはSBと同等の値を示すも界面破壊を呈した。各レジンセメントに含有されるモノマーのマトリックスレジンへの浸透性が異なると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯髄を取り去った歯の治療では、補強体を入れた後に冠を装着する。最近は補強を硬質の樹脂で行うことも多いが、冠が補強体から外れて着け直す機会も増えている。これは、補強体と接着剤の接着が不十分なためである。この研究では、補強体の樹脂の成分と接着剤の接着の関係を調べた。その結果、補強体の成分の違いが接着強さに盈虚うすぉ与えること、接着材の種類によって補強体への浸み込みやすさが異なり、補強体との接着強さが異なることが明らかとなった。冠が強く接着していることは、2次カリエスを抑制し、安定した咬み合わせを維持することに役立つので、冠の脱落が起こりにくい普遍的な補強体の材料を開発することは重要である。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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