研究課題/領域番号 |
18K09707
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
大岡 貴史 明海大学, 歯学部, 教授 (30453632)
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研究分担者 |
野嶋 琢也 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (10392870)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 口腔機能向上 / 非接触型計測システム / 口唇・舌運動 / 口腔機能低下症 / 非接触・装着型インターフェース / 口腔機能向上プログラム / 要支援者 / 口腔機能 / 非接触舌・口腔運動認識システム / 介護予防 / 高齢者 / 顎運動 / 舌運動 / 非接触 / 動作解析 |
研究成果の概要 |
非接触舌・口腔運動認識システム・インターフェースを元に、舌・口唇の運動範囲の認知および口腔の運動プログラムを実用化した。実際に口腔機能向上プログラムを実施し、介入プログラムの差によって口腔機能の維持向上に差異が出るかを検討した。その結果、口腔機能向上プログラムの違いにかかわらず口腔機能低下症該当者は減少した。また、舌圧、口唇圧、音節交互反復運動、反復唾液嚥下検査の数値も有意な改善が認められた。特に、口腔機能向上プログラムを高頻度に実施した対象者では改善が顕著であった。よって、口腔機能向上プログラムの実施によって口腔機能の向上が得られること、その方法による差異は軽微である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔機能低下症は全身機能の低下と関連が深く、サルコペニアや生活不活発病の因子と考えられる。それを予防するためには日常的なトレーニングやその評価判定が必要である。非接触・装着型システムを用いた口腔機能向上プログラムでは、舌・口腔周囲筋を効果的に鍛え、発音や嚥下などの口腔機能の向上に有効であると考えられ、それによる継続的で気軽な口腔機能向上プログラムが実施できる可能性があると考えられる。 また、本トレーニングは肺活量や歩行速度などの全身機能の向上にとっても有効であるとともに、口腔機能の向上が全身機能の改善に繋がる可能性が示唆された。
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