研究課題/領域番号 |
18K09710
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
新谷 明一 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (60440054)
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研究分担者 |
白鳥 沙久良 (清水沙久良) 日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (20804074)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | CAD/CAM / CAD/CAM冠 / 機械的嵌合力 / 接着歯学 / 被着面処理 / 嵌合効力 / 接着強さ / デジタルデンティストリー / 押し出し接着強さ / 機械加工 / ミリング / 脱離 / 引抜き試験 / 接着 / CAD/CAM / クラウン |
研究成果の概要 |
本研究では,CAD/CAMを用いて製作されたクラウンの内面に対し,アンダーカットとなるような“溝(Micro Retentive Groove,以下MRG)”を施すことで,機械的嵌合効力を最大限に発揮させ,クラウン脱落を減少させられる加工プログラムの構築を行った.結果から,MRGの深さは100μmで最も高い接着強さが得られたこと,使用する装着材料の種類に関係なく効果が認められることが明らかとなった.また,クラウン形態での評価ではセメントスペース40μmで深さ100μmのMRGをクラウン内面の歯冠高径の中央部に溝の数を3本以下で加工することが最も効果的であることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属価格の高騰からレジンブロックから切削加工されたCAD/CAM冠の需要が大幅に躍進している.そのCAD/CAM冠の装着にはクラウン内面に対して装着直前のアルミナブラスト処理とシラン処理が必須となっている.また,装着材料には接着性レジンセメントが推奨されていることから,装着時には多くの煩雑な前処理が必要となっている.本研究の結果から,クラウン製作時,冠内面に100μmのMRGを3本付与するだけで,クラウン内面への前処理が必要なくなり,装着術式の簡便化が可能となった.このことから,テクニカルエラーの低減も期待でき,安全な医療を国民に提供可能となったと考える.
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