研究課題/領域番号 |
18K09737
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
安田 元昭 北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (90239765)
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研究分担者 |
東野 史裕 北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (50301891)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アデノウイルス / UTR / 口腔がん / adenovirus / tripartite leader / UTR / がん幹細胞 / 非翻訳領域 |
研究成果の概要 |
tripartite leader配列は後期タンパク質の優先的な翻訳に必須である。ルシフェラーゼの上流にtripartite leader配列を付与したプラスミドを導入した細胞ではコントロールプラスミドを導入した細胞に比較して10倍のルシフェラーゼ活性が認められた。これらプラスミドと同時にアデノウイルスE4 領域および一部を欠損させたミュータントを導入した結果、E4全域の共発現ではルシフェラーゼ活性は2倍以上になり、E4のうちE4 orf4がこの活性化に必須であることがわかった。E4 orf4と宿主由来OMB1の複合体は翻訳機構の調節に関与していることが予想された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アデノウイルスは遺伝子治療研究の約25%で使用されるベクターであるが、ほとんどの組み換えウイルスは自己複製不能で全てのがん細胞への導入は困難であり、また大量に感染させると肝臓に集積し副作用の原因となる。本研究で明らかとなったウイルス遺伝子翻訳システムの詳細は腫瘍溶解アデノウイルスをより効果的な手法とするのに有用である。また”がん幹細胞”における本翻訳システムの詳細についての解析は、さらに効果的な腫瘍会ウイルス作成への大きな一歩となる。
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