研究課題/領域番号 |
18K09753
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
|
研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
小野寺 晶子 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (90637662)
|
研究分担者 |
中村 貴 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (80431948)
齋藤 暁子 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90722835)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | Gorlin症候群 / 疾患iPS細胞 / 遺伝子変異 / 歯原性角化嚢胞 / 多重変異 / 基底細胞癌 / ドライバー遺伝子 / 疾患特異的iPSC / 上皮細胞分化 / Golrin症候群 |
研究成果の概要 |
本研究では、樹立したGorlin症候群iPS細胞を用いて、歯原性角化嚢胞モデルを構築しその発症メカニズムを検討した。GolriniPS細胞より分化した基底細胞では、コントロール細胞に比べ、HhシグナルのターゲットであるGLI1,HHIPの上昇がみとめられた。UVC照射実験により、Golrin症候群iPS細胞ではコントロール細胞に比べアポトーシス抵抗性を有することが確認された。ヘッジホッグシグナルの活性化異常とアポトーシス抵抗性が歯原性角化嚢胞の発生に関与していることが考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Gorlin症候群(基底細胞母斑症候群)は日本人においては24万に1人の確立で発症する希少疾患であり、腫瘍性、嚢胞性病変の多発および骨形成異常を生じる。腫瘍性、嚢胞性病変は再発することも多いため、度重なる手術は患者のQOLを下げる原因となる。現在、根治的な治療はなく、外科的切除が第一選択となる。患者から樹立した疾患iPS細胞は、患者に生じる病態を実験上模すことができる可能性を有する細胞である。この細胞を用いて病態形成モデルを確立し、発症するメカニズムを検討することで、病気に対する薬剤などを探すことが期待できる。
|