研究課題/領域番号 |
18K09774
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
足立 哲也 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10613573)
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研究分担者 |
松田 修 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00271164)
山本 俊郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40347472)
金村 成智 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70204542)
PEZZOTTI G. 京都工芸繊維大学, 材料化学系, 教授 (70262962)
素輪 善弘 京都大学, 医学研究科, 講師 (80468264)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ナノゲル / 多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲル / 軟骨 / ラマン分光法 / 量子ビーム / 放射光 / 間葉系幹細胞 / FT-IR / 再生医療 / プロテオグリカン / バイオマテリアル |
研究成果の概要 |
顎顔面領域の先天性奇形に対し、生体外で培養した軟骨組織を移植する再生治療が望まれる。しかしながら、間葉系幹細胞(MSCs)を軟骨組織へ分化させる場合、通常は脱分化が起こってしまい、十分な大きさで高品質な軟骨を構築するのは困難であった。我々は新規足場材料多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲルを開発し、この中でMSCsを培養することで、通常の培養よりも著明に大きな軟骨組織を形成することに成功したが、さらなる大きさと高い品質が求められる。そこで本研究では種々の手法をハイブリッドゲルと併用すること により、大きく高品質な軟骨組織を構築・維持する技術を創生する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の日本は超高齢社会であるが、関節リウマチや変形性関節症等の骨・軟骨破壊をきたす基礎疾患を有する高齢者の急速な増加が予想される。応募者が開発した骨・軟骨再生療法を骨質が低下した患者に提供することができれば、歯科分野(歯周病学や口腔外科学)のみならず、整形外科、形成外科、内科学等の骨・関節疾患を扱う多くの分野の骨・軟骨再生医療のさらなる発展に貢献し、超高齢社会に大きな波及効果をもたらすと考えられる。つまり、応募者が開発した骨・軟骨再生療法の普及は、医療分野のみならず社会全体にとって大きな意味を持つものと考える。
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