研究課題/領域番号 |
18K09796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
栗原 都 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (40453170)
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研究分担者 |
笹平 智則 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (90405374)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 口腔癌 / MIA family / MIA2 |
研究成果の概要 |
Melanoma inhibitory activity(MIA family)は口腔癌の進展に関与する分泌タンパクである。本研究期間中において、申請者らはMIA familyに関連したシグナルとしてにpyruvate kinase (PKM)、miR29b-1-5p、non-SMC condensin I complex subunit H (NCAPH)、mucin20 (MUC20)などを新たに見いだした。それらの分子は機能こそ異なっているが、いずれも口腔癌の進展を促進する因子であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MIA familyは分泌タンパクであることから血液や尿などの体液からも検出可能であり、治療だけではなく診断標的としての利用も可能である。特に、唾液中にも分泌されることより、低侵襲かつ繰り返し検査が可能な診断マーカーとしての有用性も示唆される。口腔癌は進行癌として見つかることが多いだけでなく、術後の顔貌の変化が余儀なくされるために審美性の低下によるQOLの低下が大きな問題となる。申請者らが見いだした知見は、口腔癌の早期発見・早期治療のあらたな診断、治療標的として臨床応用への展開が期待される。
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