研究課題/領域番号 |
18K09798
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
椋代 義樹 昭和大学, 歯学部, 助教 (50325099)
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研究分担者 |
伊藤 千洋 昭和大学, 歯学部, 助教 (20783062)
山田 篤 昭和大学, 歯学部, 講師 (50407558)
代田 達夫 昭和大学, 歯学部, 教授 (60235760)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | TPD52ファミリー / 扁平上皮癌 / mRNA安定性 / 転写後遺伝子発現調節 / TIA-1 / Hypoxia / オートファジー / 口腔癌 / 翻訳後修飾 / アポトーシス / Squamous cell cartinoma / Oral cncer / TPD52 / HIF-1 |
研究成果の概要 |
本研究計画によって、以下の知見を得た。 ①低酸素に曝露されたヒト口腔扁平上皮癌細胞では、TPD52のmRNAおよびタンパクの亢進がみられた。②この亢進作用は遺伝子転写活性の上昇によるものではなく、かつ、低酸素誘導因子(HIF)にも依存していなかったが、mRNAの安定性の上昇という遺伝子転写後制御作用によるものであった。③TPD52は低酸素曝露化の口腔扁平上皮細胞において、オートファジー制御に関与し、細胞生存能を上昇させていた。④in vivo実験において、TPD52ノックダウンはHIF阻害剤の投与と相乗的効果を示し、移植扁平上皮癌細胞の増殖および浸潤を著しく抑制した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔扁平上皮癌細胞でTPD52のmRNA、および、タンパクは低酸素刺激で誘導されるが、その作用は転写活性の上昇によるものではなく、もっぱらmRNA安定性の上昇に起因し、この作用はHIFシグナル経路に非依存的であることが明らかとなった。また、TPD52の低酸素下での発現亢進は癌細胞の細胞死抵抗性獲得に関与することが示された。本研究結果によって、TPD52遺伝子は口腔扁平上皮癌における新たな分子標的となりうる可能性が示された。
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