研究課題/領域番号 |
18K09808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中尾 一祐 京都大学, 医学研究科, 准教授 (40599932)
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研究分担者 |
小山 典昭 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (30599931)
八十田 明宏 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), その他部局等, 臨床研究センター長 (50378642)
山中 茂樹 京都大学, 医学研究科, 助教 (80637596)
別所 和久 京都大学, 医学研究科, 教授 (90229138)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | CNP / 内軟骨性骨化 / C型ナトリウム利尿ペプチド / 軟骨無形成症 / 顎変形症 / 大後頭孔 |
研究成果の概要 |
軟骨無形成症(Ach)モデルマウスの顎顔面形態を解析したところ、ヒトと同様に中顔面の矢状方向の劣成長や大後頭孔の狭窄を認めた。Achマウスの頭蓋底の軟骨結合部の肥大軟骨細胞層・増殖細胞層はともに狭小化しており、さらに中心部に血管新生やアポトーシスを伴った早期骨化を認めた。Achマウスで認められていた中顔面の劣成長や大後頭孔の狭窄は、CNPの血中濃度上昇により、有意に改善することが出来た。 一方、軟骨無形成症患者から樹立したiPS細胞の軟骨分化実験では、継代数や株ごとに軟骨分化成功率にばらつきを認めた。そのため人に対するCNPの有効性の判定に使用することは困難であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顎変形症は顎骨の大きさ、形態が著しく異常な状態であるものの総称である。顎変形症は遺伝要因や環境要因が強く関わり発症する多因子疾患と考えられているがその発症メカニズムについては十分には明らかとなっていない。 また、顎変形症に対する治療は主に外科的手術による上下顎の移動による治療を行っているのが現状であり、投薬などのより低侵襲な治療法の開発が必要である。強力な内軟骨性骨化促進因子であるC型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)の血中濃度上昇が、上顎骨の矢状方向への成長を促進することが明らかとなり、さらに軟骨無形成症モデルマウスにおいて生じていた顎変形症をCNPの血中濃度上昇により改善することが出来た。
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