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ラジカル捕捉剤edaravoneと脂肪幹細胞分泌物によるX線誘発唾液腺障害の軽減

研究課題

研究課題/領域番号 18K09824
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関日本歯科大学

研究代表者

那須 優則  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50130688)

研究分担者 堀江 哲郎  日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (10508675)
三橋 扶佐子  日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (60187896)
井出 吉昭  日本歯科大学, 生命歯学部, 准教授 (70409225)
小林 朋子  日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (10548283)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードエダラボン / 培養細胞 / 放射線 / X線防御効果 / edaravone / HUVEC / X線 / 唾液腺 / 放射線障害 / 防護作用 / secretome / 放射線傷害 / 脂肪幹細胞分泌物 / 唾液腺細胞 / X線照射
研究成果の概要

我々はエダラボンのフリーラジカル除去能に着目し、放射線療法の際に正常細胞への放射線障害の影響に対する軽減効果について研究を行った。そこで本研究では、X照射を行った血管内皮細胞に対するエダラボンの放射線防護作用について調べた。その結果、エダラボン自体が細胞毒性を有していたものの、放射線防護作用を示す濃度域を明らかとした。また、活性酸素種を検出する試薬であるCellROXを用いてX線を照射した細胞から発生する活性酸素を測定した結果、エダラボンの添加により有意に発生が抑えられていることを明らかとした。エダラボンの放射線防護作用の有用性について示唆することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々は本研究において、エダラボンの放射線治療における放射線障害の軽減作用について検討を行った。エダラボンは脳梗塞時の能保護やALSの治療薬として、ラジカルスカベンジャーで唯一承認された薬品である。承認済み薬品のため、安全性の検討が広くなされ、放射線障害軽減も認められると、非常に有用な薬品となる。またエダラボンは脂肪親和性が強くこれまで投与ルートも点滴に限られてきたが、昨年、懸濁状態を変え、経口投与が可能となった製剤が承認された。今後のエダラボンの臨床使用の範囲拡大が期待される。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] エダラボンのヒト臍帯静脈内皮細胞に対する放射線防護作用2023

    • 著者名/発表者名
      那須優則 安藤百花 小林朋子 三橋扶佐子 下浦優希 鈴木さつき 片柳亮太 戸円智幸 堀江哲郎
    • 雑誌名

      日本歯科大学紀要. 一般教育系

      巻: 52 ページ: 21-27

    • DOI

      10.14983/00001194

    • URL

      https://ndu-rep.repo.nii.ac.jp/records/1240

    • 年月日
      2023-03-30
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 顎下腺由来細胞株の放射線障害に対するラジカルスカベンジャーの効果2018

    • 著者名/発表者名
      堀江哲郎,三橋扶佐子,那須優則
    • 学会等名
      第36回日本ヒト細胞学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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