研究課題/領域番号 |
18K09867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
櫻井 敦朗 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (90431759)
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研究分担者 |
新谷 誠康 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (90273698)
本間 宏実 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (80637760)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 齲蝕 / 小児 / 食育 / 細菌叢 / 小児齲蝕 / 口腔内細菌叢 |
研究成果の概要 |
本研究では同一研究参加者の出生直後から試料を経時的に採取して、その細菌叢の変化を解析した。その結果、出産当日の口腔内にも属レベルで10程度からなる細菌叢が存在し、2歳頃までの早期のうちに成人(両親)の細菌叢に近づき、その後は変化が小さくなっていくことを明らかにした。したがって、乳幼児期に健全な細菌叢を構築することが、その後の口腔・全身疾患のリスク低減や健康の維持に重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳幼児期は口腔の細菌叢の形成時期に当たる。そのためこの時期に適切な食習慣や生活習慣を通じ、正しい口腔内細菌叢を構築するための環境作りが、健全な顎口腔機能の育成に重要である。口腔内に形成される細菌叢はその地点または近い将来の口腔・全身疾患の罹患リスクを反映していると考えられるが、3歳未満で齲蝕が生じるような小児では、早期に食習慣の改善を図らなければ、その後生涯にわたって口腔疾患のリスクが高い状態が続きかねない。そのため適切な食習慣や生活習慣を早期に身につけることが望まれる。
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